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唐源~KARAGEN~の歴史
江戸から令和へ受け継ぐ技法
~嘉永年間(1848年~1855年)より唐紙の製造~
『唐源』は江戸時代の嘉永年間に創業したといわれる唐七の初代『小泉七五郎』の孫、小泉源次郎が明治25年に独立し2025年の現代に至るまで約170年以上に渡り唐紙を製造している。
伝統の唐紙師と現代の唐紙師
小泉七五郎から数えて5代目の現当主の唐紙師である小泉幸雄(Koizumi Yukio)が、江戸から続く日本の伝統技法を守り受け継ぎ研鑽し、息子で6代目の唐紙師である小泉雅行(Koizumi Masayuki)が伝統工芸の技法に現代の美を紡いでいく。




実績紹介










平成13(2001)年 経済産業大臣認定伝統工芸士
平成14(2002)年 東京都知事認定伝統工芸士
平成22(2010)年 東京都優秀技能者「東京マイスター」受賞
平成27(2015)年 東京都功労者 受賞
平成29(2017)年 文化財選定保存技術保持者に認定
江戸之地唐紙
日本の伝統工芸
平安時代に中国の北宋から渡ってきた紋唐紙を原点に発展した紙の装飾技法。平安時代、京都で発祥し、江戸幕府の時代に多くの職人が江戸へ移住、江戸で発展を遂げ、現代まで受け継がれてきた。
江戸の地元で出来るからかみのことで、はじめは「地唐紙(じからかみ)」と呼ばれていたが、幕末の頃から「地唐紙」という呼称は次第に使われなくなっていった。
『唐源~KARAGEN~』はその名の通り、唐紙の源を意味し、江戸の地元で作られた伝統技法を現在まで受け継いだ歴史と、日本政府認定の伝統工芸技術に誇りをもって『地唐紙』と呼称します。
製作のご依頼はお気軽にご相談ください
まずは、お気軽にお問い合わせください。お見積りのご依頼に関してもできる限り迅速に対応させていただきます。
唐源のこだわり
江戸時代から受け継がれる伝統技法の継承
唐源は、嘉永年間(1848年~)に創業した唐七から続く歴史を持ち、代々受け継がれてきた地唐紙の伝統技法を忠実に守っています。5代目の小泉幸雄が江戸時代からの技法を継承し、伝統を大切にしながらも、より高い技術を研鑽しているのが特徴です。
職人技と現代美の融合と創造
6代目の小泉雅行が、伝統工芸の技法を大切にしつつも、現代の美意識を取り入れて新しい唐紙の可能性を追求しています。伝統を守るだけでなく、時代に合わせたデザインや技法の進化にも挑戦している点が、唐源のこだわりの一つです。
本物の素材にこだわる
製作につかう素材に徹底的にこだわり抜き、本物の国産和紙や、材料を使っています。本物のもつ美しさをぜひ体感してください。
主なからかみ製作実績
























- 東京都 浜離宮恩賜庭園「松の御茶屋」 復元工事
- 国宝(美術工芸品)「洛中洛外図屏風(上杉本)」裏面復元
- 国宝(美術工芸品)「源氏物語関屋・澪尽図屏風」 裏面復元
- 宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 「秋草図屏風」(桃山時代 伝 狩野永徳筆)裏面復元
- ほか多数
商品・ブランド紹介
唐源
唐紙は一枚一枚が手作り。和紙の性質や気候に合わせて絵具を調合し、「版木押し」や「具引き」といった伝統技法を施します。唐源では、襖だけでなく、はがきやポチ袋などの小物も展開。大切な人への手紙や贈り物に、唐紙の魅力を添えてみませんか。
景美風月
襖紙の需要減少やコロナによるインバウンド低迷に危機感を抱く中、デザイナー鈴木尚和さんとの出会いから「景美風月」プロジェクトが始動しました。和紙作りから見直し、「手すき和紙たにの」の谷野裕子さんの紙に、唐紙の技法で月を表現。扇子は雲錦堂深津扇子店の深津佳子さん、屏風は片岡屏風店の片岡孝斗さんに依頼。伝統工芸士4人とデザイナーによる新たな挑戦。